古座川の巨岩、巨石群は、マグマが噴出してできた、古座川から那智勝浦浦神にいたる、古座川弧状岩脈の一部で、隆起や風化を繰り返し、独特の風景を造りだしています。 |
◆一枚岩(いちまいいわ) 古座川町相瀬
古座川町相瀬地内にある国指定の天然記念物は、高さ100メートル、幅500メートルの一枚の大きな巨岩で辺りの風物を圧して川淵からそそり立つ姿は重厚である。 四季折々には、
桜、 せっこく、 紀伊じょうろうほととぎすの花が咲き乱れ、変化のある景観を楽しむことができ、夏はキャンプでにぎわいます。また、ここには、その大きさにあった伝説が残されています。 |
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◆滝ノ拝(たきのはい) 古座川町滝ノ拝
支流小川にあって川床すべてが床岩で大小さまざまな奇形の岩穴(ポットホール)があり、 中央には滝があります。夏には滝壷に鮎が密集し、それを素針にてかけるのに連日釣り人でにぎわいます。また毎年7月には滝の岸壁に無数のボウズハゼやヨシノボリがよじ登っているのを見かけることがあります。
大小の岩穴は「ポットホール」と呼ばれ、河床などのくぼみに石が入り込み、水流により回転しながらくぼみ部分を削っていくことで円形の穴が出来たものです。 |
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◆虫喰岩(むしくいいわ):池の山
古座川町池野山地内にある国指定の天然記念物は、石英粗面岩の巨岩が風雨に浸食されて、その壁面が大小さまざまな無数の穴が蜂の巣のようにできています。 |
◆牡丹岩(ぼたんいわ):月の瀬
古座川町月野瀬地内にあり、岩肌が風化によって大小の穴で浮き彫りされ、その模様が牡丹の花に似ていることから名付けられました。
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◆天柱岩(てんちゅうがん):相瀬
古座川町相瀬地内にあり、古座川の間際から垂直にそびえ、まるで天まで届かんとする様は、雄大そのものです。 |
◆少女峰(しょうじょほう):月の瀬
古座川町月の瀬地内に位置し、静かな川面に映る岩峰は圧巻で、駐車場が設けられており夏は水遊びで賑わいます。 |
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◆まぼろしの滝(まぼろしのたき):古座川町栃の川上流
古座川には数え切れないほどの大小様々な滝があり、その中でも最も落差の高い物が、栃の川上流域にある「まぼろしの滝」で、那智の大瀧より米俵1俵低いから「まぼろしの日本一」と言われています。国土地理院地図にも「まぼろしの滝」で標記されています。 |
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◆中津谷の滝(なかつたにのたき):中崎
古座川の支流、小川の中流域、中崎地内にあり、地元の人にもあまり知られていませんが、5段有ると言われる滝は水量も多く壮観です。 |
◆植魚の滝(うえうおのたき):大塔山
大塔山に源を発した古座川の上流にある水量豊かな滝で、断崖を落下する水は、途中の滝壷に落ちて淵となり、更に落下して二段の滝を形成しています。 |
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