古座川で遊ぶ・体験して学ぶ |
体験し学べる。それが古座川の魅力。
悠久の時を経て受け継がれてきた大自然…人々はその自然と関わりながら生活をしてきました。日本の良き時代の懐かしい風景が残り、生き物たちが生き続ける”日本の田舎”で、川面の風を肌で感じ、せせらぎの音を聴きながら、人々の暮らしや遊び、また、新しい自然との関わりを体験できる事が、古座川の魅力とも言えます。
こんにゃく作りやろうけつ染め体験、カヌー体験、トレッキングや新しく始まったカヌー型ゴムボートによる「ダッキー体験」などをご紹介いたします。 |
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清流古座川の魅力 |
この清流は、水中で棲息する生物にとっても、まさに天国です。ウグイや鮎が、「捕まえてごらん」と誘うが如く、その姿を現しては、逃げていきます。水中の石をひっくり返すと、カゲロウやカワゲラの幼虫がくっついていたり、水草をそーっとかき分けると、じっと隠れているテナガエビを発見します。そんな水中の生きもの達を見つけた時、子供達の目は、キラキラ日差しきらめく水面にまけないくらいいきいきと輝いていきます。
(鮎やアマゴなど漁業券の要るものがあるので注意)
さて、ここ古座川では非常に珍しい生物にも出会えます。それは平井地区周辺に棲む、オオサンショウウオです。存在の稀少さで、国から特別天然記念物の指定を受けていて、中には全長1mのモノや年齢70歳以上にもなるモノもいます。この辺りまで上ると、山深さも一段と増して、涼しさもアップ。川の主のようにいる、オオサンショウウオとの突然の遭遇には、ちょっと探検気分も味わえます。また、毎年7月になると、小川「滝の拝」ではボウズハゼやヨシノボリの岩登りが見られます。体長5〜10センチのボウズハゼやヨシノボリの群れが、産卵のため落差7メートルの滝の拝の直立の岩肌を腹部にある吸盤を使い遡上していきます。時のたつのも忘れてしまうほど、この小さいアルピニストの姿にじっと見入ってしまいます。 |
ヒラタクワガタ |
オオサンショオウオ |
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水に遊ぼう |
源から河口へと、自然の偉大なるリズムが刻まれた古座川。この地に親しみを覚える多くの来訪者が、この渓流との一体感を望んできました。その魅力を最大級の堪能できるのが、カヌーです。川の中心に浮かび、前後左右360度を熊野の自然で包まれると、まさに自然界の胎児になったような荘厳な気持ちに。
そんな古座川のカヌールートは、本流を下る場合には上流の真砂から河口まで。約20kmの距離です。途中には天に柱をつき立てたような天柱岩、高さ100メートル幅500メートルにも及ぶ巨大な一枚の岩で国の特別天然記念物にも指定されている名勝「一枚岩」があります。ここにはキャンプ場や休憩所などがあるので、ここの河原から下るカヌーイストも多くいます。また、本流より更に水が美しいとされる支流の小川から楽しめるのが、滝の拝下から明神橋へのコースです。一般的に、川筋に沿って道路が作られていますが、この支流の途中には、川筋が蛇行し道路からも離された、「柿太郎の廻り」という山に囲まれた4km程度の人気のスポットもあります。
尚、6月1日から9月20日迄の古座川は、鮎釣りシーズンで、柿太郎を含む小川や真砂、天柱岩、一枚岩などでのカヌーはご遠慮いただくようにご協力をお願いします。期間中は、鶴川より下流のカヌーツーリングをお楽しみ下さい。漁業組合との約束です。 |
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鮎釣王国 |
古座川は古くから鮎の川です。
6月1日の鮎の解禁日を迎えると、津々浦々から集まってくる古座川の鮎ファンの釣師たちで賑わいます。
さらに6月中旬を過ぎれば、古座川支流の小川「滝の拝」では鮎のトントン釣りも解禁になります。
トントン釣りとは川の浸食で凹凸になった滝の拝の地形を利用した漁法で、餌やおとりを使わないで道糸におもりと錨型の3本針を2、3本つけただけの紙替えで、竿の上下で鮎を引っかけ、釣り上げます。その際、おもりが川底をトントンたたくことから名付けられたそうです。地元の人々の珍しい釣姿に観光客や写真家の方々が注目します。
せせらぎの中で、じっと竿咲への微妙なあたりに神経をとぎすます鮎釣師の姿は、いにしえより変わることなく古座川の自然と溶け合ったひとつの風物詩ともいえるでしょう。
この他にも、上流域ではアマゴなどの渓流釣り、七川ダムではブラックバス釣り等が楽しめます。渓流を巡る程、多種多様な楽しみ方ができる川遊びの宝庫、それが古座川なのです。 |
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注1:鮎のトントン釣りは組合員のみで、一般の方は禁止されています。
注2:佐田ダムより下流域及び小川、並びに支流の鮎友釣りには、6月1日解禁で鑑札が必要です。(古座川漁協:0735−72−3800)
注3:佐田ダムより上流域の鮎とも釣りは、6月20日解禁で、鑑札が必要です。
注4:古座川及び支流のアマゴ釣りは3月1日解禁で、鑑札が必要です。 |
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沢を越え山に登ろう |
◆大塔山(おおとうさん)
頂上制覇の悦楽!空も海もまるごと収まる大景観!
古座川の源流を有する大塔山。1121.8mの頂上目指し、沢を30分ほど歩いていくと、多くの登山者がまず訪れるポイントに辿り着きます。それが、登山道を中心に十字路となる左右の道にそれぞれある、2つの滝です。左側の道に進むと、豪快な水音が響き渡るものの、三方が岸壁で閉ざされている為ひっそりとした印象を与える落差18メートルの「植魚の滝」を見つけることができます。また、右側の道に進むと、「張尾の滝」が。「ザーッ」と勢いよく落下する水流から得られる涼しさとマイナスイオン満点の空気は、何度も深呼吸したくなるほど。この滝を見下ろして更に歩き続けていくと、大切に護られている自然林が見えてきます。頂上も目前となる頃には、西方角には法師山や百間山が見渡せたり、太平洋の海原が見えたりと、要所要所で絶景が飛び込んできます。その広大さに後押しされて登りきった頂上には、ブナの大木が疲れを癒すかのように出迎え、熊野の山並みの新緑の息吹を五感で感じられます。身体全体が、ジーンと達成感に包まれる一瞬です。
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◆嶽の森山
純度100%!山の空気は、太陽と木々がもてなす最高のご馳走。
頂上が切り立った岩峰なので、空を突き刺すような勇ましい姿に見えるのが、嶽の森山です。古座川の名勝地「一枚岩」の少し上流に、登山口はあります。石英祖面岩が地表に噴出した成り立ちを持つ嶽の森山、だから登山道では至る場所で見事な岸壁に塞がれることもしばしば。それも一興にしてしまう嶽の森山は、トレッキングには最適な山といえるでしょう。特に、ナメ床状の沢道を足形の窪みに沿って山上の峰に上がる時には、日頃の鍛錬が実力を発揮します。
そして登りきった頂上では、烏帽子山の尖峰、峯の山、大塔山、法師山の山々が織りなす新緑の世界に、染まることができます。この頂上で、誰もが行う行動は、“巌の巨人(イワオのジャイアント)”を探すこと。その顔が笑っていたら、幸せになれるとか。絶景と美味しい空気、そして幸せを求めての山歩きはいかがですか? |
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コースガイド
■登り口〜嶽の森/約1.5km
●行き(登り)約50分〜1時間
●帰り(下り)約40分〜50分
■嶽の森〜峯/約2km/片道約30分
■峯〜町道相瀬橋/約3.5km/徒歩で約30〜40分・車で約10分
■町道相瀬橋〜一枚岩/約1.5km/徒歩で約10〜20分・車で約5分 |
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古座川体験メニュー |
◆古座川でカヌー
紀伊半島南部を流れる清流古座川は、巨岩や奇岩が多く、雄大で美しい景観を誇る熊野を代表する川のひとつです。川底までくっきり見通せるほど透明度が高く、流れも穏やかなので初心者でも安心してカヌーを楽しむ事ができます。
カヌーは、年間通して小さいお子様から年配の方まで、だれもが楽しむ事ができるアウトドアスポーツです。普段とはまったく違った目線で大自然を体感してください。また、季節によって色々な楽しみ方ができます。
春には桜のお花見をしながら下るのもよし。キャンプ道具を積んで川の旅をするのもよし。夏には泳いだり、川エビを獲ったりするのもよし。きれいな川原で小鳥のさえずりを聞きながらのんびり昼寝をするのもよし・・・。遊び方は無限大!とにかく自分のスタイルを見つけで"川遊び"を楽しんでください。
※カヌーレンタルは、串本町古座観光協会まで
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◆こんにゃく作り体験/柚子ジャム・マーマレード作り体験
古座川ゆず平井の里
TEL 0735−77−0123
古座川町平井
古座川の柚子を使って、こんにゃくやジャム作り体験が出来ます。
●農事組合法人 古座川ゆず平井の里ホームページ
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◆ローケツ藍染め体験
滝ノ拝藍染工房(磯田好子)
TEL 0735−79−0194
所在地:古座川町滝ノ拝
ローケツの技法を使って、オリジナルな藍染め作品を楽しめます。
※藍染体験はバンダナ藍染を体験していただきます。その他のオプションについては、直接、滝ノ拝藍染工房までお問い合せ下さい。。 |
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